しくみ
eSIMを入れたまま機種変更すると何が失われるか
プロファイルは写真と一緒には移りません。新しい端末を使い始める前にすること、移し方、古い端末が起動しない場合の対処をまとめます。
新しい端末に移ると、写真もアプリもメッセージも自動で引き継がれます。回線はそうではありません。eSIMのプロファイルは古い端末のチップの中にあり、手で移す必要があります。多くの方が初日に驚くのがこれです。
回線の種類で手続きが変わります
| どの回線か | 移し方 |
|---|---|
| eSIMのいつもの回線 | 通信会社が移すか、端末のクイック転送を使う |
| カードのいつもの回線 | カードを抜いて新しい端末に挿す |
| 旅行用eSIM | 提供元次第。新しいコードが要る場合がある |
端末間のクイック転送
最近のOSでは、初期設定中に2台を近づけるだけで、どこにも連絡せずにeSIMを移せます。2台が同じメーカーで、通信会社が対応していればうまくいきます。
うまくいかない場合は、通信会社に新しい端末用のプロファイルを発行してもらいます。ほとんどの会社で無料です。
何かを触る「前」にすること
- 新しい端末で動作を確認するまで、古い端末のeSIMを削除しないでください。
- 新しい端末がeSIMに対応し、SIMロックがないことを確認します。
- 残したい旅行用eSIMの購入メールを手元に用意します。
- 移行は自宅のWi-Fiで行います。出発当日は避けてください。
最初の1点で、トラブルの9割は避けられます。削除したプロファイルは自然には戻りません。
古い端末が起動しない場合
クイック転送はできませんので、新しいプロファイルを発行してもらいます。いつもの回線は通信会社に、旅行用eSIMは提供元に依頼し、再発行できるかどうかは提供元が判断します。
購入メールを旅行の終わりまで保存しておくべき理由は、まさにこれです。
旅行中に機種変更が必要になったら
いちばん厳しい状況です。新しいプロファイルの発行には通信が必要で、本人確認を求められることもあります。故障や盗難で現地で端末を買うことになった場合、当座は現地の物理SIMでしのぎ、残りは帰国後に整えるのが早道です。
その場合の手順はこちらで説明しています。 海外で端末を失くしたときの対処.
よくあるご質問
機種変更でeSIMは自動的に移りますか。
写真やアプリのようには移りません。端末間のクイック転送で移せることが多く、できない場合は新しいプロファイルの発行を依頼します。
旅行用eSIMを別の端末に移せますか。
提供元によります。入れ直せる場合もあれば、新しいコードが必要な場合もあります。依頼できるよう購入メールを保存してください。
新しい端末でまず何をしますか。
新しい端末がeSIMに対応しロックがないことを確認し、新しい端末で回線が使えるまで古い端末からは何も削除しないことです。
古い端末が起動しない場合は。
新しいプロファイルを発行してもらいます。いつもの回線は通信会社に、旅行用eSIMは提供元に依頼します。
端末を売る前にeSIMを削除すべきですか。
削除してください。しかも明示的にです。端末の初期化ではプロファイルが残ることがあります。