ご購入の前に
旅行用eSIMでも銀行のSMSは届くのか
届きます。普段の回線をSMS用に有効なまま残しておけば。設定の仕方、つまずきどころ、そして出発前に済ませておくこと。
短い答えは「届く」です。SMSは普段の回線を通りますし、データ用のeSIMを追加してもその回線は端末に残ります。eSIMがすることは、どれもあなたのメッセージには触れません。
長い答えには、飛ぶ前に片づけておきたい点がいくつかあります。海外で決済が止まるのは、その場でいちばん直しにくい種類の困りごとだからです。
なぜ届くのか
対応端末は二回線を同時に有効にできます。旅行で勧められる割り当てはこれで、モバイルデータの設定で三十秒の作業です。
| 何を | どの回線で |
|---|---|
| モバイルデータ | 旅行用のeSIM |
| 通話とSMS | 普段の回線 |
| データローミング | eSIMだけオン |
普段の回線でデータローミングを切っておくと、その回線は通信できないので料金も発生しませんが、その国のネットワークには登録されたままです。つまり着信も受け取り、メッセージも受け取ります。
受信するSMSは無料
SMSの受信はローミングでも課金されません。自分の契約のローミング対象地域の外で料金がかかりうるのは、メッセージの送信と通話の着信で、これは契約によります。銀行のコードは受け取るだけなので、ここから意外な請求は来ません。
実際につまずくところ、そしてそれはeSIMではない
- 銀行がアプリでの認証に切り替えていて、そのアプリに通信が必要な場合。そのときはSMSではなく接続が要るわけで、それこそeSIMが与えるものです。
- 銀行アプリが生体認証を求め、端末が別の言語や別の主回線で設定されている場合。
- SMSが遅れる場合。ローミングでは遅延することがあり、多くのコードは数分で期限切れになります。新しいコードを再送してもらえば解決します。
- 機内モードにしていて、eSIMだけをWi-Fiで使っている場合。自分の回線にモバイル網がなければSMSは入ってこられません。
出発前に済ませておくこと
- 銀行のアプリが入っていて最新かを確認し、一度ログインしてセッションが生きていることを確かめる。
- アプリから可能なら、銀行に渡航を届け出る。別の国からの利用による凍結を防げます。
- 第二の手段を手元に置く。コード表、物理キー、あるいは控えたサポートの電話番号。
- 二人で旅行するなら、相手にも銀行のサポート番号を伝えておく。端末が役に立たないとき、凍結を解くのはそれです。
そして端末がeSIM専用の場合
アメリカで売られるiPhoneは14以降カードトレイがないので、普段の回線もeSIMとして存在している必要があります。該当するなら、旅行前に通信会社へ自分の回線のeSIMプロファイルを頼んでください。ほとんどの会社で無料ですが、海外からだと五分では済みません。
どの機種がeSIMに対応し、どれがeSIM専用かは eSIM対応のiPhone、機種ごとの一覧.
よくあるご質問
eSIMを使っても銀行のSMSは届きますか。
届きます。メッセージは端末に有効なまま残る普段の回線に届きます。eSIMが運ぶのはデータだけです。
海外でそのSMSを受け取ると課金されますか。
されません。メッセージの受信はローミングでも無料です。契約のローミング対象地域の外で料金がかかりうるのは、送信や通話の着信で、契約によります。
銀行がSMSではなくアプリで認証する場合は。
その場合は接続が必要で、それこそeSIMが与えるものです。旅行前に一度ログインしてセッションを確かめておくといいでしょう。
コードがなかなか届かないときは。
ローミングではSMSが遅れることがあり、多くのコードはすぐ期限切れになります。再送を頼み、それでも届かなければ自分の回線が圏内で機内モードでないかを確認してください。
カードスロットのない端末でも使えますか。
使えますが、普段の回線もeSIMとして存在している必要があります。旅行前に通信会社へ頼んでください。海外からだとずっと面倒です。